こんにちは。新熊屋です。
前回のブログ、表題はKANIフィルターを銘打っていましたが、結局KANIフィルターにはあまり触れることができなかった気がします。。。
なので今回は、私の持っているKANIフィルターをそれぞれ紹介していきます。
KANIフィルターとは?
ロカユニバーサルデザイン株式会社が販売している高品質フィルターになります。
写真愛好家の社長が惚れこんで、KANIフィルターを販売するために会社を立ち上げたというのですから、惚れこみようがうかがえます。
このKANIフィルター、角形フィルターのバリエーションは豊富ですが、自社HPとAmazonだけでしか販売していないようです。
あまり広告には力を割かずに、製品勝負という職人気質の会社ではないかと思います。
SOFT GND0.9 フィルター
最大減光効果がND8相当のソフトタイプのハーフNDフィルターです。
フィルターの真ん中から黒くなっているのですが、その境目がだんだん黒くなっていくので「ソフト」フィルターと呼ばれています。
(フィルターの中央付近が減光効果が少ない)
減光効果があるところとないところの境目がはっきりしていないため、オールマイティーに使えて、個人的に一番使っているフィルターがこのフィルターだと思います。
空の部分を暗くすることで、地上部との輝度差を少なくして全体的な明るさを均一にしています。
ソフトハーフNDフィルターの特徴である、通常部と減光部の境界部分がグラデーションがついているため、自然な明るさ調整が可能になります。
Reverse GND 1.2 フィルター
最大減光効果がND16相当のリバースタイプのハーフNDフィルターです。
リバースタイプとは、減光効果がフィルター中央から端にかけて徐々に薄くなっていくフィルターです。(中央部が一番減光効果が大きく、端が一番小さい)
このためソフトタイプのフィルターとは逆に、フィルター中央付近では、減光効果の境目がくっきりしています。(ハードタイプ)なので、水平線など輝度差のある境界線が直線になっている風景に適しています。
逆に輝度差の境界が直線になっていない場合、フィルターの減光部の差がモロに写真に映り込んでくるため、使う場所を選ぶフィルターだと思います。
2枚目の場合、左手の山の部分が完全に黒くなっているため、フィルターの減光部の境界が目立たなくしています。
最大減光効果がND16相当のフィルターのため、普通に撮ると減光されている部分がけっこう目立ちます。このため、日の出、日没、特に天気のいい日の撮影で使うことが多いです。
ND64 フィルター
フィルター全体が真っ黒になって減光効果のあるフィルターです。
ND64はレンズに入る光(明るさ)を1/64にしてくれるため、シャッター速度を稼ぐことができます。
主に朝方、夕方の長秒露光撮影をする際に使用しています。
ND1000 フィルター
フィルター全体が真っ黒になって減光効果のあるフィルターです。
上のND64フィルターに比べて、こちらは明るさを1/1000にするため日中での長秒露光撮影も可能になります。
こちらの桜は、ビンボケではなくND1000を使用して長秒露光撮影しています。
風があったため、揺れている桜の躍動感を出したくて長秒露光してみました。
ただ、このフィルターは暗すぎるためなかなか使う機会がありませんね。
特殊なフィルターのため、使ってみると肉眼で見ることのできない面白い写真が撮れたりします。
最後に
フィルターにもいろいろ種類があります。ここで上げた以外のフィルターだとCPLフィルターなんかもメジャーだと思います。
こういういろんなフィルターを組み合わせて使っていくのも撮影の面白さじゃないかなと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。