こんにちは。新熊屋です。
レンズ交換式カメラの宿命、イメージセンサーの汚れ。
プロ、アマチュア問わず、カメラマンにとっては、これはどうしても避けて通れない運命の道ではないでしょうか。
この間の撮影中のレンズ交換で、イメージセンサーにゴミがついたようなので、自分で掃除してみました。
なお、今回の記事はカメラの一番繊細な部分であるイメージセンサーの掃除になります。実際に作業する場合は、自己責任でお願いいたします。万が一、イメージセンサーに傷や問題が生じても当方は責任を負えませんので、ご了承ください。
自信のない場合は、各メーカーのクリーニングサービスを利用したほうが確実、安心です。
ゴミでナエナエ
先日、夕日を撮りに出かけてきまして、その際に車内でレンズ交換をしていました。
たぶん、このレンズ交換時にゴミが舞い込んだのだと思います。頭上をトンビ?が飛んでいたので、何気なく一枚パチリ。
すると糸くずのような変なものが映り込んでいる。。。
なんということでしょう、イメージセンサーにゴミが付着していたのです。
この時点で、気分はだいぶ落ち込んでしまいます。どんなにいい写真が撮れても、ゴミが映り込んでいる写真はいただけないですよね。
こちらのほうがわかりやすいですね。ブログ用に画像を圧縮かけるとさほど眼立ちませんが、圧縮しない元の画像を見るとだいぶゴミが目立っていました。
簡単なイメージセンサー汚れの確認方法
ちなみにイメージセンサーの汚れが気になった場合、次の方法で簡易的に確認できます。
- F値を大きな値にする
- ピントを大きく外す
- 空や紙などフラットな背景のみ
にして撮影すると、イメージセンサーについた汚れがより目立って確認ができます。
3の背景については、家の中で確認する場合は、
- 家の(できるだけ無地の)壁を撮る
- コピー用紙をで撮る
- PCのディスプレイに未入力のメモ帳を最大化して開き、そのディスプレイを撮る
という方法で代用可能です。要は模様のない写真をわざとピンボケで撮り、イメージセンサーに付着した汚れを眼立たせる、という手法です。
ブロアーでしゅっしゅっしゅ~
さて、イメージセンサーにゴミが付着した場合の掃除方法ですが、今回は次の手順で掃除しました。なお、私が所持しているカメラはCANONのEOS6D mk2です。CANONの一眼レフカメラの掃除手順は、だいたいこんな感じになると思います。
(ミラーレスの場合は、2の作業は不要になるはず)
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レンズを外す
神社の祭壇に祭られたご神体の鏡の如く、イメージセンサーはカメラの奥深くに鎮座しておられます。まずはレンズを外しましょう。
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メニュー画面から「(六角レンチマーク)」→「センサークリーニング」→「手作業でクリーニング」を選択
一眼レフカメラにはイメージセンサーの前に、レンズから入った光をファインダーに送るためのミラーが設置されています。イメージセンサーを掃除する場合、このミラーが邪魔になるため跳ね上げておく必要があるための作業です。
(CANONのEOS Rはミラーレスですが、この作業が必要なようです。)
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カメラを下に向け、下からブロアーを吹き付ける
ブロアーでゴミを吹き飛ばしますが、その際にカメラを上向きにすると、吹き飛ばしたゴミが落ちてきてイメージセンサーに再度付着する可能性があります。
カメラを下向きにして、確実にゴミを吹き飛ばすようにしましょう。
ブロアーとは、カメラやレンズのごみを吹き飛ばすふいごのようなものです。
これらの作業をおこなえば、ホコリなどの汚れはイメージセンサーからきれいに消えてなくなります。
再度カメラにレンズを付けて何枚か撮影して、汚れが付いていないか確認すれば掃除完了です。
きれいになったイメージセンサーで撮った写真は、精神衛生の上でも好ましいですよね。
そして掃除沼にハマる。。。
さて次が掃除後に撮った一枚です。
なんか新しいゴミがくっついている。。。
見事にレンズ沼ならぬイメージセンサー掃除沼にハマった瞬間でした。。。
その後、何度かブロアーでシュッシュして何とかなりましたが、半分涙目で掃除を続けていました。
古いブロアーを使っていると、ゴム部分が劣化したり、ホコリとため込んだりすることがあるようですので、気を付けないといけませんね。
定期的なクリーニングサービスを
イメージセンサーは、レンズから入った光を受け取り写真に出力する繊細な部品です。それを掃除する際には細心の注意が必要になります。
本格的に自分で掃除する場合は、イメージセンサー掃除セットが販売されていますので、そちらを使用したほうがいいですね。
記事先頭でも書きましたが、自信のない方は各メーカーのクリーニングサービスを定期的に利用するのもおススメです。そのほうが確実、安心です。
キャノンのサービス「あんしんメンテ スタンダード」でいうと、レンズクリーニングのほかに、外観、ミラーボックス内清掃や各種点検をしてもらえます。特にレンズとボディの通信部は汚れがたまりやすいので、きれいにしてもらうと精神的にも安心ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。